2014年6月19日相鉄線天王町駅工事調査
2014年6月19日に相鉄線天王町駅の工事状況調査をしましたので、報告します。
天王町駅は改良工事計画が変更されて以降、一気に工事が動き出した感じでして、終点方が高架橋へのアプローチ区間になるとともに、駅の終点方部分も線形勾配変更の改良が伴う事から改良の動きが出ています。
そのあたり現地確認してみました。
以下、コメントです。
星川方の高架化切換時のアプローチスペースを確保するため、ホームを2両分起点方にシフトされたのち、終点方の軌道を上り線側にシフトさせたのが現状です。
そのためホーム終点方はホーム面が仮設材に置き換わっていますが、これは線形だけの問題ではなくホームこう上の関係のほうが理由として大きいようですね。
線形改良により、切換口付近はスペースが確保された形になっています。
今後は既設構造物の撤去・改修、アプローチの構築等が進められていくものと思います。
上り線側から下りホームの状況を確認しました。
端部付近の線路を上り線側にシフトしているため、ホームとしては線路側に張り出す変更が必要な状況で、端部付近に仮設材料で支持している範囲があるのが確認できます。
また、ホーム面以下が仮設材料で構成されていますが、ミルフィーユのように薄い部材を重ねて構築しているのが確認でき、これがホームこう上のための細工なのかなと思うところです。
上りホームは下りホームと逆に線形変更に伴って削る側の対応をする必要があり、既設ホームのRC部分を削るなり壊して対応していて、一部は仮設材料による仮支持でいますね。
ホーム面以下の仮設材料は下りホームと同様です。
ホーム幅員の確保、今後のこう上の観点か外壁側で工事の動きがあり、防音シートが張られているのが確認できます。
沿道に住宅がある関係で騒音配慮的な防護柵という意味合いが強そうですが、支持形状を見ると今後のホームこう上等は踏まえているような感じですね。
軌道こう上が必要な起点方区間において、架線も軌道にあわせてこう上する必要がありますが、現行の支持位置に余裕が無いためか、ホーム上家の架線支持梁を上部に移設する対応が取られています。
以上の工事概要は現場状況からも読み取れますが、実際には改良内容がホームに掲示されていて明確にやる事が示されています。
ホームのこう上は今後の工事を踏まえると早期に済ませる必要があるようで、近い段階で完了する模様です。
またその時期になったら状況確認したいと思います!!