2014年11月13日東急東横線祐天寺駅工事調査
2014年11月13日に東急東横線祐天寺駅の工事状況調査をしましたので、報告します!!
動きとしては、起点方の上り線山側の高架橋構築と駅舎上家の改修が挙げられます。
以下、コメントです。
2面3線化を進めるにあたっては、上り線の位置が大きく変える必要があるため、上り線を早期に新しい位置に切り換えることが工事のクリティカルになっているようです。
上り線のホームが切り換え後は幾分起点方に移設する形になるのは、周辺施設との関係でスペースが無い事も関係していましょう。
現在のホームの終点方数両分が新たな上り線になる位置であることを考えると、起点方側の施工を急ぐのも理解できる感じかなと思います。
おそらく今後上り線本設ルートの整備→現行ホームのうちホームを縮小する(将来軌道になる)部分の仮設化→起点方のホーム完成に伴い上り線切換→停止位置ではなくなった終点方の高架橋整備→分岐機設置といった流れになるのかなと考えるところです。
終点方の切換口付近のスペースに余裕が無いため、起点方は本設ホームに加えて仮設ホームを少し延長する感じになるかもしれません(これは完全なる予想)。
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さて、そんな感じの起点方ですが、通常のラーメン高架橋ではなく擁壁盛土式の高架橋が構築されています。
前後の関係から見て、あくまで分岐付近のみの構造のようですが、高架下利用その他いろいろな観点で決まった構造のようで、手前部分は通常のラーメン高架橋もしくは桁で飛ばす高架橋なのかなぁといった雰囲気です。
道路交差との関係もあり、桁式の公算が高そうな感じですが、はてさて?
ホーム部は現在上家改修のため、ホーム全域において外壁側に仮囲いが設置されている状況です。
外壁が剥がされているのが目視確認できる状況ですが、まだ上家の動きは無く、支柱以下の施工が進められているところです。
上家は改良工事で完全に構造を置き換える形になる事が計画パンフ(駅掲示の図面)から読み取れますが、新しい上家が現在の上家よりも高い位置に施工されることや、上下間の吹き抜け位置が2面3線化後の線路位置ではなく現在線位置基準になっていることから考えると、現在の2面2線の段階で上家改修は先行して完了させてしまうようです。
少しずつ構造を置き換えていくものと思われ、現在の構造を維持した中で新しい構造を構築していくものと考えます。
現在上家支柱の仮受けのような施工が実施されていますが(かすかに確認)、そういった施工手順に関係しているものと思います。
階段については、高架橋柱周辺に仮囲いが設置され、一部階段幅が縮小されています。
高架橋柱の耐震補強などの施工のための措置でしょうか。
施工中でこのような状況なのか、施工完了後表面部分の防護のための仮設パネル設置なのかわからない状況ですが、高架橋の耐震補強の施工も進捗しているのかなと思うところです。
今回の確認は以上です!!