青散歩 その(4) 上大岡~関内間
前回から期間が開いてしまいましたが横浜市営ブルーラインの全線散歩、通称青散歩をやりましたので報告します。
第4回目となる本日は、上大岡~関内間です。
平行して京急があるため利用することも殆ど無い区間なので、歩くとなると色々発見がありそうだなぁと思っていたのですが、予想以上に面白い区間でした。
以下、コメントです!!
前回上大岡までこなした事で、いつでも京急で上大岡まで行けば次スタートできるという甘えで前回から日が開いてしまいました(苦笑)。
ちょいと忙しかったという事もありますが、このクソ寒い時期だからこそ、散歩で温まろうという作戦(?)です!!
実のところ買い物がトリガーという気がしないでも無いですが、まぁとにかくスタート。
駅前の栄えた街並みを見て、オイラの最寄である○○駅とは同じ京急なのに雰囲気が大違いだなぁと思ったり(笑)。
関内~上大岡間は駅間が短いイメージで歩き始めたたため、なかなか弘明寺に到着しなくて焦りました・・・
確認すると、だいたい1キロ前後の距離ですが、弘明寺~上大岡間だけ1.6キロなのですね。
弘明寺そのものは京急の弘明寺駅のほうが近いのですが、地下鉄弘明寺駅から弘明寺にかけても弘明寺商店街という門前町があり、イメージ的な最寄駅の雰囲気は出ていますね。
この商店街のアーケードは建設当時東洋一と言われたとか(ネット検索による)。
なかなかな歴史があるようです!!
機会があったら昼間に通ってみたいですね。
上大岡~関内間の途中駅では最も利用が多い蒔田駅に到着です。
周辺は住宅街のようで、そのあたりが利用に結びついている感じでしょうか。
鎌倉街道直下に位置しており、出入り口の狭隘な感じが最初に受けた印象ですが、どうやらその通りのようで、長年バリアフリー化が果たせなかった駅のようです。
幸い近年沿道のマンションの構築と合わせて、新設出口設置と共にエレベーター設置が出来たようです。
そのあたり詳しく見れば良かったのですが、それよりも別のところに注目してしまいました!!
昭和47年12月16日に横浜市営地下鉄が開業しました。
その区間が伊勢佐木長者町~上大岡間だったため地上区間が無く、車両搬入箇所として直線区間がありクレーンが使用できる状況ということで蒔田駅付近の鎌倉街道が搬入箇所として選定されたとのこと。
南区制60周年を記念して、その事を銘板として残したというのがこのパネルが示すところです。
よし、地上部の銘板を確認してみましょう!!
確かにパネルに示す位置にありました!!
記載内容は同様のもので、上部には搬入状況を示す写真、以下に説明が記されています。
下部は車両になるのでしょうか?
なかなか趣がある形状です!!
鎌倉街道下にあるのは弘明寺、蒔田と同様ですが、交差点下に位置して出口が4箇所あるなど、レイアウトが一般的な配置になったなぁという印象です。
ここから阪東橋の手前までは鎌倉街道に沿っていますが、阪東橋の手前で1本隣の道にずれるのですね。
ここから先の区間が横浜市営地下鉄建設のキモという感じを今回受けました。
関内から阪東橋までの区間は現在大通り公園が細長く続いていますが、この区間は元々吉田川・新吉田川という川で、その川を横断する橋が幾つかありました。
そのうち阪東橋という橋があった場所に駅が構築されたので、この駅名になったのですね。
首都高の出口といったロケーションですが、なかなか興味深い建築の歴史があって萌えます!!
続いて伊勢佐木長者町駅ですが、到着時の率直な印象は広い構内だなぁということでした。
初期開業区間の終点という事で、立派な感じなのでしょうか?
改札外には、元々ここにあった吉田川・新吉田川および架かっている橋の実際の橋名板を埋め込むあたり、これまでの歴史を重んじたモニュメントという印象です。
河川の転用というのは地下鉄建設において掘削が不要といったメリットがあったのでしょうが、なかなか無いケースですよね!!
そんなこんなで興味深い区間の散歩でしたが、関内駅でちょうど良い感じの時間になったので、次回を踏まえて終了としました。
いやー色々な発見があって楽しかったです!!
そうそう、関内駅ですが、なぜにこんな構造なのかというと、開業時は下が河川だったためという事のようですね。
先の地下鉄区間と同様に河川があった場所に橋脚を構築して桁を架設してホームも同様に構築したと。
よってトラス構造になっている訳です。
改札口の部分は以前橋が架かっていたところのようで、こうした構造がバリアフリー化工事を難しくしていたようですが、色々調べてみると関内駅のバリアフリー化工事が開始された模様です。
やはり既存の構造物をいじるのは困難なようで、手を入れられる部分で改良するようですが、こちらも興味深い感じです。
機会があったら確認してみましょう!!
以上です。