2015年3月1日東急田園都市線渋谷駅利用状況調査
2015年3月1日に東急田園都市線の渋谷駅にて利用状況調査をしました。
ダイヤ改正後かなり時間が経ったので、準急と渋谷発着の各駅停車の利用状況がどのようなものか確認する事が目的でした。
が、東武線内竹ノ塚で踏切事故が発生し、東武線直通が取りやめになっていました。
総てが押上折り返しという状況ですが、とりあえず田園都市線内のダイヤ自体は正常のようなので、東武線直通の影響無しの前提でデータをとりました。
以下、データとコメントです!!
全体の利用傾向はグラフで分かるとおり、渋谷始発を除けば概ね似たような利用状況(立ち客少々程度)になっており、非常に良いバランスです。
以前は桜新町で急行を待避する各駅停車の利用率が他列車より低く、それが鷺沼待避各駅停車の利用率を高める形となっていましたが、それは急行を桜新町で待避するからではなく各駅停車として前列車間隔が短い事が原因でした。
それを踏まえて近年のダイヤでは東武線との直通による遅延を引っ張らないため、渋谷で停車時間を長めに取るようになり、渋谷段階の各駅停車の列車間隔を等間隔にしたことで利用率が均等化されています。
グラフでは幾分前後の利用率が下がっていますが、これが直前に渋谷始発各駅停車が設定された影響であり、渋谷始発の機能の限界という事が見て取れます。
直前の準急が大半座れているのと、後続に始発があるという事があまり認知されておらず、渋谷始発に乗る人は、準急発車後にホームに到着した人が大半という状況です。
他の列車が混んでいるのであればもう少しアピールするところでしょうが、こういう状況であることと、中央林間方に進んでいけば利用が増えていく事もあり、特にどうこうするという感じになっていない模様です。
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下りメインで確認していたため、同時発着の関係で連続してデータがとれた40分間のみ整理しました。
上りは下りと異なり、渋谷に先着する急行の利用率が最も高く、桜新町待避の各駅停車の利用率が低くでる傾向でしたが、準急の設定効果があるのか、今日のところはあまり急行の利用率の高さが目立っていない感じです。
渋谷止まりも桜新町待避列車以上の利用率になっており、増発効果があると見て良いでしょう。
へんなダイヤだなぁと改正直後は思いましたし、未だに引っかかっている感じはしますが、利用面としてはなかなかいい感じのようです!!
また機会があれば正常時に再確認したいと思います!!