写真－１：車両状況

　バックドロップは当然のごとく後ろ向きのため、乗れたこの位置は後部側です。

　車両は同様の形ですが、赤色のため遠めに見てもバックドロップと分かります。

　ハーネス等の設備も基本的に同形状で、後ろ向き走行のために何か異なる訳ではなさそうです。

　編成が１編成しかなく、当然回転が悪い状況ですが、それでもなお待ち時間が前向きの２倍までに至っていない（観察した限り）ところを見ると、前向きが手堅く人気で、それでもなおバックドロップ需要が一定数あるという絶妙なバランスのようです。

　シングルライダーは実施されているようですが、せっかくなので相方と乗りたい訳で朝勝負を仕掛けた次第です。

　待ち時間が短いのは朝の限られた時間帯だけというのが実情のようですから、ブックレット勝負ができない場合は早起きしかないですね・・・

写真－２：リフトアップ巻き上げ前状況

　出発しても当然のごとく背後が分からず、リフトアップまでの１８０度旋回で後ろ向きの乗り味が前向きとまったく異なる事を悟ります。

　前向き経験ありで、ある程度コースを把握しているオイラがそう感じるくらいなので、まったく前知識が無いと、何が何だかさっぱりでしょう。

　基本的には前向きを先に乗った上でチャレンジするもののような気がします（オススメ順として）。

写真－３：リフトアップ巻き上げ状況

　リフトアップ巻き上げですが、通常と異なり体がうつぶせ気味になり、体を預けるのがハーネス側になる感じですね。

　途中からは屋根部分の多いが無くなりパーク内の景色が見れるのが新鮮です。

　言い換えるとバックドロップが迫っているという事でもありドキドキする訳ですが!!

写真－４：ファーストドロップ状況

　ファーストドロップです。

　前向きでは結構なドロップ感を味わう感じですが、やはり後ろ向きだとドロップ自体の怖さはは少し減る印象です。

　風を体で受けないとか景色が分からないので視覚的な高さの印象が得られない等差の様々な理由が合わさってでしょうが、この部分に関しては前向きのほうが楽しいかもしれません。

　ただ、後ろ向きに豪快に落っことされている感じはあって、それがバックドロップという名称たる部分のウリどおりではあるのかなと考える所です。

写真－５：キャメルバックを進む!!

　ファーストドロップから曲線ぎみに進みキャメルバックが続く事により、バックドロップの乗り味が分かってくるところですが、簡単に言うと「後ろから引っ張られる」というのが表現としては正しい感じでしょうか。

　後ろ向き走行のため、基本は前から腰部分を固定するハーネス頼りな形が続き、特に上り勾配から下り勾配に至るいわゆるキャメルバック部分で浮き発生直後に下後方に引っ張られます。

写真－６：景色が分からないドロップの連続は刺激的!!

　前半部分は大きめのキャメルバックに線形変更が加わり、更に「ホースシュー」と呼ばれる急旋回ゾーンはよく分からない方向に引っ張られる形で面白いですね。

写真－７：引っ張られる乗り心地が楽しいです!!

　中盤は直線キャメルバックの連続で、前述の浮き＋後ろに引っ張られる感じがたまらないです。

　しかし、終盤の「ダブルヘリックス」と呼ばれる水平ループ部分は前向きでもＧがかかる厳しいゾーンで、景色が分からないバックドロップでは多少酔う感じ（オイラの率直な実感）かなと。

　まぁ、それでも全体的に爽快感が大半なのは、元々のコース設計がキャメルバックメインの良い線形というのもありましょう。

　先に書いたとおり、前向きに乗った事が無いのであれば、確実に前向きをオススメしたいところですが、経験済の状態で違う乗り味を体験したければ、ぜひとも乗る価値がありましょう。

◆落下的スリル：★★★★☆(良好)
◆コース的スリル：★★★★☆(良好)
◆爽快感：★★★★☆(良好)
◆総合満足度：★★★★☆(大満足)

　基本的に前向きと同等ですが、爽快感だけマイナスにさせて頂きました。

　夜乗るとどういう感じなのか興味深いですが、なかなかチャンスは無さそうです・・・