2015年12月30日JR青梅駅改良工事調査
2015年12月30日にJR青梅駅の2面3線化改良工事状況を調査したので、報告します。
工事開始後始めての調査となります。
今後巡回コースに入れたいと思います(ちょいと行きづらい所ではありますが・・・)!!
以下、コメントです。
ホーム終点方の状況です。
ホームを新設するにあたっては、電留線1本分のスペースをホームに転用する形で実施されるようで、現地としては現行ホーム1面2線に近い側の2線分の軌道が撤去されて整地されている状況になっていました。
終点方についてはまだ地上部分の構築は特に見られない状況です。
ホーム中央部分を確認すると、新設ホームの階段およびエレベーター部分の地下函体を含めた構築が他よりも先行して進んでいました。
エレベーターの機械がなぜかここまで早いタイミングで構築されており、目立つ存在になっています。
ホーム起点方は終点方同様に整地された状況になっています。
ヤードの関係で構築の順番があるのかなぁという感じですかね?
地下道から新設ホームへのアクセスルートを構築する必要がありますが、その部分には仮囲いが設けられていました。
写真-3の部分の線路下横断部分に相当する付近のバラストの色が真新しくなっているあたり、既に土木構造物としては完成しているのかなと思うところですが、状況が見えないので何とも言えません。
エレベーターの構築は地下通路からのアクセスかなと思うので、出来上がっていると考えます。
2面3線化の改良工事は平成29年3月下旬まで実施される旨が記載されており、おそらくこの施設改良を春のダイヤ改正に間に合わせる形にするものと想定されます。
青梅線は青梅を境にホーム有効長が異なり、早朝深夜帯は全線運転があるものの実質的に系統が分断されている状況になっています。
昨今の平日日中時の青梅~奥多摩間の運転間隔が拡大されるなど、系統分断により区間ごとの適正運行形態を構築していくことになると思われ、中央線のグリーン車設定などの施策を踏まえると、ホリデー快速等を除くと完全分断の可能性も高そうです。
そうなると接続駅となる青梅駅の運行分断に対する施設的大義名分が必要であり、設備制約上の回送運転の解消等も含めて青梅駅の改良が必要であったと捉えています。
2面3線化となればホームの折り返しの余裕ができ、運行上の制約が解消されるので、なるほどと思ったのですが、よくよく詳細図を見ると、新設ホームの起点方は現行の線路側にホームを構築しない形であることが図面から読み取れ、有効長は10両ではないことが分かりました。
改めて現場を見ると、エレベーターと階段の構築位置がやけに現行線に近いなと思ったのですが、図面を見ても将来の中線になる線のホームは新設階段よりも奥多摩方のみで、有効長は4両とか6両とかになる模様です。
おそらく川越駅のように中線が青梅~奥多摩間系統の折り返しとなり、その接続を受ける形の立川口列車が両側線を使用してホーム対面乗換となるのではないでしょうか。
そのあたりはまた機会を見て構築されるホーム施設を確認して判断したいと思います!!