2016年8月10日

2016年6月11日札幌市電延伸区間施設調査(2)

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 2016年6月11日に札幌市電延伸区間の施設調査をしましたので、3回に分けて報告します。

 その(2)として狸小路電停の施設状況です。

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写真-1:延伸区間専用軌道状況1

 西4丁目~すすきの間の延伸区間は大半が札幌駅前通上になります。

 元々の片側3車線道路の一番歩道側の1車線のスペースを軌道に転用した形になっており、その部分は路面電車専用の運用です。

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写真-2:延伸区間専用軌道状況2

 専用軌道部分はピンク色に着色されているので、専用軌道である旨は分かりやすくなっています。

 ただ小道に曲がる交差点はあり、車がまったく専用軌道内に入らないという事でもありません。

 そのあたりは仕方ないところですが、運用上どういった実態なのかは気になる所。

 まぁでも区間が短いためさしたる支障は無いのでしょうね。

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写真-3:狸小路電停全景(西4丁目方面)

 新設駅の狸小路電停の状況です。

 両方面とも基本同じ構造ですが、なかなか良い衣装の駅舎であります。

 上家が前面に配置されており、かつ路面電車側は視界が広く分かりやすい機能的な形と言えまししょうか。

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写真-4:狸小路電停ホーム状況(西4丁目方面)

 ホームは歩道面から1ステップ分高い位置にあり、その段差部分は黄色のラインの注意明示がありますが、乗降の関係もあってか柵が設置されていて通行不可にしていますね。

 これは段差のこともありますが、歩道側に対して垂直移動が接触の危険に繋がるといった配慮もあるのかもしれません。

 乗車位置から離れた部分を出入り箇所にするのは妥当なところでしょう。

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写真-5:狸小路電停スロープ状況(西4丁目方面)

 1段分の歩道との段差に対してはスロープが設けられています。

 反対側端部には椅子があり、その横が出入り箇所になっています。

 乗降側には透明パネルで転落防止措置がなされ、安全対策もバッチリです。

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写真-6:狸小路電停ホーム状況(すすきの方面)

 反対側のすすきの方面ホームも同様です。

 手前の部分がスロープ側ではない1段の段差になっている出入口部分です。

 注意明示がきっちりなされています。

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写真-7:狸小路電停ホーム状況(すすきの方面)

 ホームの状況も反対側と同様です。

 やはり出入り箇所を制限しているようです。

 ひょっとしたら調査日がお祭りの人が多い日だったこともあっての特別な対応なのかもしれません。

 その(3)に続きます!!