2016年11月18日JR仙石線復興施設調査
2016年11月18日にJR仙石線の復興エリアの各種施設状況を調査しましたので、報告します。
平日休みだったのですが、日帰りで出掛けるとなるとやはり東北の近場になる訳でして・・・
各施設については後日詳細報告することとし、今日は一日の流れと要旨のみ記します。
以下、コメントです。
2015年5月に従来より山側の高台位置に移設されて再開された「新」野蒜駅です。
再開から1年数ヶ月が経った状況ではありますが、駅前ロータリーはあるも周囲を見渡すとまだ工事中の箇所もあるような、そんな雰囲気でありました。
仙石線の移転ルート脇のエリアは野蒜北部丘陵地区として、東松島市の事業で整備されていますが、移転用地の引渡しは順次行われているようですので、今後少しずつ景色が変わっていくのでしょうね。
野蒜駅前は住宅地として区間整備されており、その受け入れ準備は概ね出来ているように思います。
改めて訪れたい、そんな気持ちになります。
一駅移動してこちらも移設されて再開した東名駅です。
元々の駅規模としては野蒜よりも小さかったと思いますが、前述野蒜北部丘陵地区のエリアとしては、東名駅周辺のほうがスペースが広く住宅地も多く配置されるような計画ですので、数年後は雰囲気が変わっているかもしれません。
こちらは駅周辺において一戸建て住宅が立ち並び始めており、街のイメージが少しずつですが出来つつある、そんな状況でした。
続いて新駅の石巻あゆみ野駅です。
2016年3月の開業で、震災前から新駅構想はあったようですが、このエリアが被災者の集団移転先となったため、請願に基づく新駅開業となったそうです。
街づくりと駅新設がリンクしていることもあり、駅前ロータリー周囲は整った形になっていたのが印象的でした。
既に住宅地が広がっているのが確認できました。
運転本数は快速が停車しないため一時間間隔ベースではありますが、朝夕ラッシュ時は快速が停車する等配慮があり、今後の利用次第でどうなるか?といったところでしょうか。
続いて運行休止が長く続いた区間の駅復旧状況を確認しようという事で、まずは陸前富山駅です。
防潮堤が整備され、海岸沿いを走る景色も幾分変わりましたが、昔からあった駅施設は限りなく活かせる部分は活かしつつ、仕上げの部分で再整備がされた、そんな印象でありました。
陸前大塚駅です。
こちらも駅のすぐ脇に防潮堤が設けられ、電架柱が防潮堤と一体化されているなどスペース的になかなかシビアな施設であります。
行き違い設備がある駅ですが、ホーム幅はかなり狭く内方線付警告ブロックが設置されたものの、内方が殆ど無い状況です。
それもまぁ趣きかと思いますが、後日報告しますが駅舎も綺麗になっており、陸前大塚に限りませんが、新たな施設で再出発という明るい印象や認識が持てることが大事かなぁと感じた一日でした。
陸前大塚駅で次の列車まで時間があったので、東名側に向かって散歩してみました。
切換区間は従来線のほうがカーブになっていて、新線のほうが線形的にスムーズに思えたり。
高架橋は柱形状と梁のフォルムに拘りがあって、なかなか格好良い施設ですね。
ちなみにこの散歩中にラプラスをゲットしました。
石巻周辺の海岸線沿いに集中的に現われるイベントがあったようで、そういえばスマホで頑張っている人を沢山見たなぁと。
オイラのラプラスは陸前大塚産という事で!!