2017年4月19日

2017年4月19日相鉄線横浜駅朝ラッシュ時混雑調査

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 2017年4月19日に相鉄線横浜駅にて朝ラッシュ時の混雑状況を調査しましたので、報告します!!

 3月18日のダイヤ改正で特急が新設され、その初動状況として3月30日に調査しましたが、利用が少ない時期という事もありますので改めての調査です。

 以下、データとコメントです。

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図:横浜駅朝ラッシュ時利用状況データ(集計対象時間帯は7:24~8:24)

 前回3月30日に調査した際はピーク帯平均混雑率が89.2%でしたが、今回は119.0%となっています。

 まだ多い時期ではないのかもしれませんが、緩急比率は前回と同様に38:62ですので、利用バランスはこなれたものとして捉えて良いかと判断します。

 よって、新設の特急は後述の通り急行と比べて空いていますが、後続行の設定である以上この程度の利用がパターン上限界であると見て良いかと思います。

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 混雑は急行が最も高く、特急は各駅より幾分混んでいる程度の利用に収まっています。

 編成内の混雑傾向は1両目と6両目の便利な位置2トップを中心に4両目、10両目に向かって空いていく形ですが、混んでいる急行が先頭1両目の値が6両目より高いのに対して特急と各駅停車は1両目と6両目がイーブンなのは混雑差によるものでしょうか。

 面白いのが後部車両7~10両目は種別によらずほぼ同等であるところでしょうか。

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 7:40~8:05あたりの最ピーク時間帯の急行の混雑率が高く、利用の絶対数が多い時間帯は先着列車に集中(=急行が混む)のに対して、最ピーク以外では急行と特急の利用率が近づき、各駅停車とも似たような形になるところはなかなか興味深いバランスかと思います。

 最ピーク時間帯の特に混む急行は二俣川でいずみ野線からの乗換えを受ける列車ではあるものの、いずみ野線で着席できている人は横浜まで乗りとおすため、立ち客がそこままで多くないこともあり、極端な混雑差には至っていないようです。

 混んでいる急行も後部車両は空いている事から、この程度のバランスは許容できるものだと判断できます。

 特急の在り方は二俣川までの速達性であると考えるならば、十分に魅力ある設定であると思われ、この利用状況も良しとしたいかなと。

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 更なる認知で特急がもう少し混む可能性もありそうですので、また機会を見て再確認したいと思います。