2009年9月5日京王線調布駅付近工事調査
仕事でバタバタしていた今日この頃でしたが、何とか今日でひと段落。後回しに出来る通常業務を放置していたので、近々に処理して再来週の連休を迎えたいところです。
さて、そんな状況でかな~り気分が軽くなった事もあり、夕方からですが京王線の調布駅の工事状況をチェックしてきましたので、報告します!!
前回調査は以下です。
https://okiraku-goraku.com/2008/09/20089151.php#more
https://okiraku-goraku.com/2008/09/20089152.php#more
前回調査した2008年9月15日の橋上駅舎化の段階では旧駅舎が残っていましたが、切換後一気に撤去したようで、現地は綺麗さっぱり無くなって作業ヤードになっています。
まぁ、調査が一年開いてしまったので、当然の状態ですね・・・
前回調査時に2008年10月下旬に新設とありましたので、その頃に設置されたと思われる北口の階段です。
元々駅舎があった場所に設置されたこともあり、利用者が多かったのが印象的でした。
架設構造物という事でシンプルな作りですが、幅が広いのは利用状況を踏まえてといった感じです。
手摺の形状は最近色々なところで見る波々形のタイプですね。
駅周辺をぷらぷらっと歩いてみましたが、仮受けが終わった後の地下化工事は動きが感じられず、イマイチ面白くない感じでしょうか。
2層式で現在の2面4線の中の範囲で大方勝負できるというのが幸いで、更にこの規模の駅の割には駅周辺に作業ヤードが確保できているなぁという印象です。
仮設フェンスに事業概要図があり、そこに配線略図が示されていました。
まず、これが全体ですが、複線からニ層式への移り変わりが分かりやすく、なかなかの略図でニンマリ。
ちょっと掘り下げてみましょうか!!
西調布方、京王多摩川方とも地下へのアプローチ区間突入部で上下線が一旦離れています。
これは単線シールドトンネルの断面が干渉しないだけの離れが必要だからですね。
いずれも調布駅の手前で上下線がタテに並ぶ形になり、調布駅の開削区間に進む形になっています。
国領方も同様で、調布駅の開削箱型トンネル区間からシールド区間に移行する部分は上下線がタテに並んでおり、布田駅に進むにつれて、上下線間が離れていき、島式ホームの布田駅部分で同一レベルになります。
布田駅から国領駅までは一定の離れがあるシールド区間になっており、国領駅は開削箱型トンネルのため、新宿方で上下線間が近づき、必要スペースのみとなっています。
調布駅については、ニ層式のため片側部分しか示されていませんが、恐らく上下とも同じ配線になると思われます。
布田方は単純な分岐、西調布・京王多摩川方はシーサスになっており、その脇におまけの保守用配線らしきものがあります。
この配線だと、相模原線内の区間運転の折り返しが出来ないなぁと思い、調布駅の布田方をマジマジと見るものの、やっぱりスペース・距離的にニ層の間を結ぶアプローチ&引上線構築は無いようですね。
となると、どうするのか?
再び全体を見ると、怪しい部分が!!
京王多摩川方のアプローチを抜けた部分に片渡り線がありました!!
現在は同箇所に渡りがありませんので、意図的な設置かと思いますが、この位置で仮に上り線から下り線に転線するという運転でダイヤが組めるのでしょうか?
開削箱型トンネルが500m程度あることからするとホームがやや長い表記になっており、あくまでこれは略図であって、新宿方に一時待避が出来る引上げ線があるとか、京王多摩川方に分岐している線の有効長がしっかりあって引き上げられるとか、そういう事のような気がしないでもないのですが、推測の域を超えません・・・
ダイヤ未検証ですが、工事完成に伴う所要時間の見直しをしても上下のスジは現行とさほど変わらないと推測され、仮にダイヤが組めてもタイトな感じがしますねぇ・・・
これだけの計画でそれは無いような気がするので、やはり何らかの変更があると考えるのが自然なのかなぁ。
以前のように新宿側で毎時21本運転をするという方法なら折り返しは不要ですが、ん~、今のダイヤが結構いい感じなので、基本的には10分サイクル基調を維持すると思うのですが、自信がなくなってきました・・・
時間があったら、工事完了後のダイヤを想定してみますね!!
とりあえず今日はこんなところで。調布近辺については近日に再度調査することとします。