2009年11月27日京急線京急蒲田駅付近高架化切換口調査
2009年11月27日に京急線京急蒲田駅付近高架化切換口の状況調査をしてきましたので、報告します!!
現地状況ですが、上り線の高架化を来年に控え、土木工事はほぼ完了している状況でした。今後は軌道や電気工事が進んでいくものと思われ、楽しみな状況になってきましたね♪
今回は平和島~大森町間、雑色~六郷土手間、糀谷~大鳥居間の3箇所の切換口の状況をチェックしました。
以下、写真と簡単なコメントです!!
前回調査からあまり状況は変わっていませんで、軌道工事と電気工事を残すのみの状況であります。
切換後線形はこのアングルだと若干曲げるような感じに思えますが、よく見ると仮線と言えどもそこそこの線形になりそうであることが分かります。
スペースの関係上、上り線単線のみの仮線高架橋構築になっており、外側部分は高欄が構築されていますが、内側は簡易な柵の構築に留まっています。
この構造を見ると、今後下り仮線高架橋が構築されると思われますが、極力本設下り線高架橋構築スペースが確保したいと思うので、仮下り線は仮上り線と一体化されるような気もします。
本設高架橋と仮設高架橋の接続部分です。
六郷土手側は本設高架橋の形状をやや広げるなど対応していましたが、こちらはそうではない様でしたので、どうなるのかな?と思いましたが、まぁ何とか摺りついた感じですね。
このアングルだと無理やり合わせた感がありますが、おそらく軌道線形としてはすっきりしたものになっている事でしょう。
京成線の日暮里を見た後なので、そう感じます(笑)。
=========================
注:上記高架橋は7月8日の記事(https://okiraku-goraku.com/2009/07/20096301.php#more)で書きましたとおり「仮」の高架橋です。コメントでご指摘いただき、今回の記載が曖昧であることに気づき、修正させて頂きました。ありがとうございます。
=========================
六郷土手から雑色に向かっての状況ですが、平和島方と異なって一旦既存の下り勾配になりつつ途中から再び上り勾配になるのが特徴です。
手前の線路防護柵部分の左側の高欄線形から、切換後の線形が概ね読み取れますね。
写真-4の部分から緩やかに曲がっていく形になると思いますが、そこそこの線形になりそうです。
平和島方と同様に外側は高欄で、内側は仮の柵が組まれています。
手前部分と奥の部分でやや形状が異なっているのは、現在の上り線の建築限界に当たるか当たらないかの違いでしょう。
今回一番驚いたのが、この糀谷~大鳥居間に設けられたシーサスです。
上り線が高架化されると、現在横浜方面からの直通列車が行っている上下線間の渡りによる移動が出来なくなるため、ここで上下線間を移動するということですね。
目的は分かりやすいですが、1駅以上の距離を逆線移動するような形になる訳で、ダイヤをどのように構成するのか?という点と、糀谷駅のホーム案内がどうなるのか?という点が気になります。
まぁ、何とかするのでしょうけどね!!
糀谷~大鳥居間の切換口は既存の線路を一旦振っているため、既に切換後が直線になるような状況です。
よって切換後の線形はイメージしやすいです。
アプローチ部分は盛土構造になっており、今後下り線側の構造物を横付けで構築していくものと思われます。
今回の調査は以上です!!